日本文化の考察

お彼岸とお盆にお墓参りをする意味の違い

 お彼岸は1年に春と秋の2度訪れます。このお彼岸は、ご存知のように春分の日と秋分の日を中心にした1週間に当たります。この春分の日と秋分の日は、太陽が真東から上り真西に沈みます。この事から、昔の人は死者が眠る彼岸と我々が生きる此岸が最も近づく時だと考えたのです。その事から、お彼岸には先祖を敬い、先祖を偲び、自分の身を正す修行をするべき時期と考え、お墓参りをする事が習わしとなったのです。

 それに対して、お盆の由来はインドから来ており、少し不明瞭な点もあります。しかし、日本ではお盆の時期は、先祖を自宅に戻し、一緒に過ごす時期だと考えられています。従って、お盆の初めにお墓参りをし、先祖の方々を自宅にお連れするのです。本来お盆にお墓参りする意味は、お彼岸のお墓参りと意味が異なるのです。そして、自宅にお迎えした先祖は、送り火によって再び黄泉の世界にお送りするのです。京都の有名な五山の送り火は、この先祖を黄泉の国にお送りするための送り火なのです。

 お彼岸とお盆にお墓参りをする意味は、以上の様に本来は異なるのです。しかし、いずれも先祖を敬い、先祖を偲ぶ行事である事に違いはなく、お彼岸やお盆には、まずお墓参りをする習慣を付けたいものです。

 

This entry was posted on 水曜日, 6月 12th, 2019 at 11:06 AM and is filed under 葬儀・葬式. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

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