北海道のお葬式の特徴(道南地方)
お葬式のルールや慣習は、地方によって違いがあります。
広大な大地、北海道の場合はどうでしょう?北海道にも独特な慣習があるようです。
今回、筆者が北海道(道南地方)のお葬式に参列しましたので、そこで感じた葬儀の特徴をまとめたいと思います。
1つ目。葬儀場では弔問客は帳簿に記帳しないこと。
よくテレビドラマなどで、葬儀会場に到着すると、弔問客自らが帳簿に記帳している場面がありますね。
北海道では、弔問客は自分では記帳せず、香典の記載などを参考に受付側で記帳しておきます。
(そのため、香典に住所が記載されていないと帳簿にも記載されないことになります。ですが、後述するように香典返しの文化がそもそも無いので、住所がわからなくても不便はないのでしょう。)
2つ目。香典には領収証を出すこと。
香典に領収証とは、なんともビジネスライクな印象を持ちますが、これも北海道では「普通」の慣習のようです。
3つ目。通常、四十九日を過ぎた頃に香典をいただいた方へ送る「香典返し」の文化が無いこと。
北海道では葬儀の帰りに、焼き海苔やお砂糖など日持ちのするものをお返しとして渡して、基本的にはそれでお返しは終了です。
ただ、多額の香典をいただいた時や、道外からわざわざ葬儀に来て下さった方などには、例外として香典返しを送ることもあるそうです。その辺はそれぞれの家庭で、臨機応変にというところでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
道外からの参列者にとっては、色々と驚かされることも多い北海道のお葬式でした。
「結婚式は会費制」など、冠婚葬祭においてドライな印象がある北海道ですが、「香典返しの文化が無い」なども、喪主の負担を少なくするというような現実的な目的もあるのかもしれませんね。
This entry was posted on 水曜日, 2月 26th, 2020 at 2:36 PM and is filed under 未分類. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.